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遺品をもらうタイミングは?受け取る時に注意するポイントも解説

ダンボールに整理した遺品

 

身近な方やお世話になった方が亡くなった場合、遺品を受け渡されることもあるでしょう。この記事では、遺品をもらうことのあるタイミングについて紹介します。受け取る時に注意するポイントもあわせて解説するので、最後までご覧ください。

この記事を読むための時間:3分

遺品をもらうタイミング

遺品をもらうタイミングは、以下の3つです。

 

  • 四十九日法要の時
  • 遺品整理が終了した時
  • 遺産分割が終了した時

四十九日法要の時

四十九日法要の時は親族や知り合いが集まっている場合が多いため、遺品の一部を形見として分けられることがあります。特に故人の愛用品や思い出の品などは、法要の参列者に配られることがあります。四十九日法要は喪に服す期間が終わるタイミングでもあるため、形見分けをする場として選ばれやすいです。

遺品整理が終了した時

遺品整理が全て終わった後は、遺族にとって不要となった遺品が明確になります。そのため、作業が終了した段階で「必要な方に譲りたい」と申し出があることも多いです。整理の段階で誰がどの品をもらうかを話し合い、争いにならないよう事前に合意を得ておきましょう。

遺産分割が終了した時

相続人が複数いる場合は、遺産分割協議によって不動産や貴金属など価値のある品の配分を決める必要があります。法的な手続きが完了する前に遺品を受け取ると、後からトラブルになる可能性もあるため注意してください。正式に遺産分割が終わってからであれば、誰が何を相続するかが明確になっているため、安心して遺品をもらえます。

遺品を受け取る時に注意するポイント

遺品を受け取る時に注意するポイントは、以下の6つです。

 

  • 基本的には受け取るのがマナー
  • お礼のお返しは必要ない
  • 価値を事前に調べておく
  • 相続税や贈与税がかかるか調べておく
  • 所有登録が必要か確認する
  • 衛生面に注意する

基本的には受け取るのがマナー

遺品は故人の思い出や生きた証でもあり、大切な気持ちが込められています。受け取る側が拒否することは、贈った側や遺族に対して失礼と受け取られる場合もあるため、よほどの事情がない限りは受け取りましょう。

お礼のお返しは必要ない

お返しは喜ばしい出来事に対して行われるものです。そのため、基本的に遺品を受け取っても、お礼のお返しはしないようにしてください。受け取った遺品を大切にすることが重要です。

価値を事前に調べておく

時計・美術品・宝石など、高価な可能性がある遺品を受け取る場合は、価値を1度調べておくことが大切です。遺品の価値が高い場合、金額によっては贈与税がかかる可能性があります。物の価値は時期によって変動するケースもあるため、自分で判断せずに専門家に鑑定してもらうことが大切です。

相続税や贈与税がかかるか調べておく

遺品の中には、資産価値の高いものが含まれることもあります。ものによっては、相続税の課税対象となるでしょう。また、贈与とみなされる可能性もあるため、自分で計算を行ったり税理士に相談したりして、申告が必要かどうかを確認しておくことが重要です。

所有登録が必要か確認する

自動車・不動産・有価証券などの遺品には、名義変更や所有権の登録が必要なものがあります。正式に受け取るには、法的な手続きが必要です。遺言書や相続人の同意書などが求められるケースもあるため、必要書類や手順をあらかじめ確認しておきましょう。

衛生面に注意する

遺品の中には長期間保管されていたものや、孤独死の現場にあったものなどが含まれる場合もあります。カビ・虫・汚れが付着していることもあるため、持ち帰る際には衛生面への配慮が必要です。状況に応じて消毒やクリーニングを行うなど、適切な対処を心がけましょう。

注意点に留意して遺品を受け取ろう

遺品をもらうタイミングには、四十九日や遺品整理が終了した時などがあります。遺族の気持ちも大切にしながら、十分配慮して受け取りましょう。

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