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遺品整理で捨てずに残すものは?決める時の手順もあわせて解説

遺品整理をする高齢者

 

遺品整理では、故人の持ち物を「残すもの」と「捨てるもの」に分ける必要があります。

しかし、どのように分別すれば良いかわからず、悩まれる場合もあるでしょう。

そこでこの記事では、遺品整理で捨てずに残すものについて解説します。

決める時の手順もあわせて解説しますので、最後までご覧いただけましたら幸いです。

この記事を読むための時間:3分

遺品整理で捨てずに残すもの

遺品整理で捨てずに残すものは、以下のようなものです。

 

  • 貴重品
  • 身分証明書や印鑑
  • 契約書や権利書
  • 価値のあるもの
  • 故人の意思が記されたもの
  • 故人との思い出があるもの
  • 判断が難しいもの

貴重品

現金・通帳・宝石類・貴金属などの貴重品は、必ず保管しておくべき遺品です。相続財産として扱われる可能性があるため、整理中に見つけたらすぐに安全な場所に保管し、相続人同士での確認や分配を行う準備をしましょう。

身分証明書や印鑑

故人の身分証明書や実印・認印も重要です。各種手続きや相続に必要となる場合があるため、安易に処分せずに保管しておきましょう。使用後の処分も慎重に行う必要があります。

契約書や権利書

不動産の権利書・ローン契約・保険契約などの重要な書類は、相続や解約に必須の資料です。契約内容や相続財産を把握するためにも、見つけた書類は全て保管し、後で分類・確認しましょう。

家・車・貸金庫などの鍵は、紛失すると後の対応に多大な手間がかかります。どこの鍵か不明なものでも、念のためしばらくは保管し、関係する施設や物件の情報と照らし合わせて確認するのが望ましいです。

価値のあるもの

骨董品・美術品・収集品などの価値があるものは、処分前に1度査定を依頼するのがおすすめです。思いがけず高額になるケースもあるため、知識がない状態で捨ててしまうのは避けましょう。

故人の意思が記されたもの

遺言書以外に、メモや手紙などに故人の希望が書かれていることもあります。たとえ正式な遺言書でなくても、気持ちを尊重する上で重要な手がかりとなるため、内容を確認してからどのように対応するか判断しましょう。

故人との思い出があるもの

写真・手紙・プレゼントなど、故人との思い出が詰まった品々は、遺族の心を支える大切な存在です。処分後に後悔することもあるため、無理に捨てず、必要に応じて保管場所を設けましょう。

判断が難しいもの

価値や重要性の判断がつかないものについては、すぐに捨てずに一時保留ボックスに入れておくのが安全です。後日、冷静になってから再確認したり、専門家に相談したりして慎重に取り扱いましょう。

遺品整理で残すものを決める手順

遺品整理で残すものを決める手順は、以下の通りです。

 

  1. 遺言状を確認する
  2. 残すものと捨てるものの基準を明確にする
  3. 遺品を分別する

遺言書を確認する

遺品整理を始める前に、まず遺言書があるかどうかを確認しましょう。遺言書には、特定の品を誰に相続させるかが明記されている場合があります。法的効力を持つ内容であれば、従わなければなりません。作業前に確認しておくと、トラブルや誤った処分を防止しやすいです。

残すものと捨てるものの基準を明確にする

遺品整理では、何を残し何を処分するかをあらかじめ決めておくことが大切です。「思い出の品」「価値のあるもの」「実用性の高いもの」など、分類の基準を家族間で共有しておくと、整理作業がスムーズに進みます。感情に流されすぎず、必要性と保管スペースなども考慮して基準を決めましょう。

遺品を分別する

基準が決まったら、実際に遺品の分別作業を行います。思い出の品・貴重品・書類・処分対象といったカテゴリに分けて、1つ1つ丁寧に確認していくことがポイントです。写真や手紙など、迷った品は一時保留にしておくと、あとで冷静に判断できます。可能であれば複数人で作業を行い、意見を出し合いながら進めましょう。

後悔がないように考えて遺品を残すか決めよう

遺品整理で何を残し、何を捨てるかは誰でも悩むものです。

後から「残しておけばよかった」と後悔しないように、親族や故人と親しかった方などとしっかり相談して対応の仕方を決めましょう。

 

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