たくさんの手に導かれて──受け継いだ想いとともに歩む新しい一年の始まり
新しい年が静かに幕を開けました。
季節や年が変わるたびに思い返すのは、
「昨年、みんなで積み重ねてきた時間や努力が、今の自分たちを支えてくれている」ということです。
ひとりではやり切れないことも、
そっと差し伸べられた声や、誰かの手が背中を押してくれる。
そんな温かい瞬間を、これまで何度も経験してきました。
■ 義母の不在と、受け継がれていく想い
一昨年、義母が突然旅立ちました。
家族の中心で、いつも明るく、みんなをまとめてくれていた人でした。
その存在が消えてしまった喪失感は大きく、
日常のふとした場面で涙がこぼれそうになる日々が続きました。
それでも、時間は前へ進みました。
義母が担ってきた役割を、今度は私たちが受け継いでいく番。
そんな思いで家族が力を合わせ、どうにか1周忌を終えることができました。
■ 義母を思い出しながら迎えた、年末の餅つき
年末になると、毎年恒例の餅つきがやってきます。
これまでは義母が中心となり、私たちはその背中を追いかけるように手伝ってきました。
義母のいない餅つきは、一昨年が初めて。
そして今年もまた、餅つき機の前に立ちながら、
蒸したもち米の香りや、独特の食感に季節の訪れを感じました。
蒸し加減が柔らかくなりすぎないか、
毎回ドキドキしながらスイッチを押す。
いくつもの作業が同時に進む中、
慌ただしくも、無事にのし餅と鏡餅が完成しました。
そして一番に、義母とご先祖様へお供えしました。
その瞬間、
「きっと笑って見守ってくれていただろうな」
そんな温かい気持ちが胸に広がりました。
■ 受け継いだ土地がくれる恵み
代々守り続けてきた田んぼでは、今年も新米が実りました。
畑では、日々の食卓に並ぶ野菜や、
お供えに使う菊の花などを育てています。
長く大切にしてきた土地を使わせてもらい、
その恵みを必要な方に届けられること。
「美味しい」「嬉しい」と言っていただけること。
それは決して当たり前ではなく、心からありがたいことだと感じています。
■ 助け合いながら進むからこそ、前に進める
1周忌を終え、
毎年続けてきた餅つきも、家族みんなの力で無事に行うことができました。
義母がいない餅つきは、準備から当日まで寂しさを感じ、
同時進行の作業に追われながらも、どうにか形にすることができました。
ふと思います。
「私はひとりではすべてはできない」ということを。
昨年も多くの方とご縁をいただき、
「助かりました」「お願いしてよかった」と言っていただけたことは、
私だけでなく、シャルネスタッフ全員の大きな励みになりました。
ふと感じる時があります。
どんなことでも、
誰かに相談したり、
誰かの力を借りたり、
支え合いながら進んでいくものなんだと。
義母の姿は見えませんが、
その教えは今も私たちの中に息づいています。
これからも、
少しでも多くの方のお役に立てるように。
誰かの心に寄り添える存在でいられるように。
私たちはひとつひとつ、丁寧に歩み続けていきます。